2025年4月、SNSでドバイのやぎが注目されていますね。
日本では動物園などでしか見ませんが、「ドバイのやぎが思っていたのと違う!怖すぎ!」と話題になっています。

これはやぎなのかな?
今回はドバイのやぎの種類や役割、話題のやぎがどこで見れるのか調べてみました。
ドバイのやぎが話題に!
2025年4月、SNSでドバイのやぎが話題になっていますね。
ドバイのやぎはどんな感じなのかと調べた方からは驚きの声が上がっています。


このように、かなり大きさも姿形も日本のやぎとは違い、見慣れぬ姿に驚いてしまいますね。
ヤギってハイジに出てくるアニメキャラだと思ってた
モンハンの過去作にこんなモンスターいなかったっけ?
これは本当にヤギですか?
と、SNSでもグロテスクな姿に驚く声が数多くありました。



これは思っていたのと違いますね
ドバイのやぎの種類


日本のやぎは、主にシバヤギやスイス原産のザーネン種で、どちらも白い毛並みで大型犬くらいのものです。
一方ドバイのやぎは大柄なものが多く、一般的に次のような品種が飼育されています。
ダマスカスヤギ
ボーアヤギ
ブラック・アラビアンヤギ
詳しく説明します。
ダマスカスヤギ(Damascus Goat)
ドバイのやぎとしてダマスカスヤギは最も有名な品種です。
SNSで登場するや「ゴートモンスター」という異名までつきました。


次のような特徴が希少で高級種として人気があります。
大きい頭
真横についた目
長い耳(写真のようにカットされることが多い)
不思議なのは幼体の頃は愛らしい見た目をしていますが、成長するにつれて変貌するところです。


2008年に行われたサウジアラビアの「最も美しいヤギ」コンテストでは、成体のやぎが優勝を果たしており、独特の神秘さを感じる人が多いようです。
ボーアヤギ(Boer Goat)
ドバイのやぎとしてボーアヤギは、主に高級食肉として人気のある品種です。


多産で育てやすいこともあり、特に宗教行事である犠牲祭(イード)なども使用されています。
大きい品種ですが、可愛らしく感じますね。
ブラック・アラビアンヤギ
ドバイのやぎとしてブラック・アラビアンヤギは、黒毛のやぎで食用や入用として人気があります。
犠牲祭(イード)や結婚式などの祝事での贈答用家畜としても人気があるようです。
※残念ながら画像は発見できませんでした。
長くて美しい黒毛と立ち姿の美しさから、ドバイの家畜品評会や市場で高値で取引されており、ドバイでは富裕層がステータスとして飼育・繁殖しているケースもあるようです。
ドバイのヤギの役割
日本でも昔は家畜として飼っていましたが、現代では動物園などで飼育されていることがほとんどです。
一方ドバイでは次のように飼育されています。
家畜として
生贄用として
ペットとして
詳しく説明します。
家畜として
ドバイではやぎは伝統的な家畜として根付いており、UAE政府は国内の食料自給率向上を目指しており、ヤギ・羊の畜産を奨励しています。
生きたやぎは家畜市場(アニマルマーケット)で購入されているようです。


やぎの肉や乳製品はスーパーや精肉店で普通に流通しています。
生贄用とて
ドバイではやぎは、ヤギや羊を生贄として捧げる犠牲祭(イード)でも使用されます。
ドバイでは「ドバイの正月」とも呼ばれ、献肉して礼拝した後は、豪華な伝統料理やプレゼント交換などして過ごします。
やぎは犠牲祭用の特設市場で販売されていますが、ドバイでは衛生・動物福祉の観点から政府指定の屠殺場でのみ合法的に行うことができるようです。
ペットとして
ドバイのやぎは、一部富裕層の家庭でペットとして高級品種が購入されています。
ショーレースもあり、「美しいヤギコンテスト」や「ヤギレース」のようなイベントも開催されています。
日本ではドバイのやぎは見れない
非常に気になるドバイのやぎですが、日本ではドバイのやぎを見ることはできません。
中東原産で高温乾燥地帯に適応しているため、日本の高温多湿な環境には適応しにく品種であると考えられています。
ダマスカスヤギとブラック・アラビアンヤギは基本的に施設による飼育は確認されていませんが、ボーアヤギは海外の動物園で見ることができます。
【アメリカ】
ZooMontana(モンタナ州):2頭のボーアヤギが飼育
Capron Park Zoo(マサチューセッツ州):ボーアヤギが展示
Spring River Zoo(ニューメキシコ州):2頭のボーアヤギが飼育
【デンマーク】
Aalborg Zoo:ボーアヤギが展示
希少なので、興味がある方は海外旅行の際に寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
ドバイのやぎが怖いと話題になっていたので調べてみました。
ドバイのやぎはダマスカスヤギというSNSで有名になった品種がおり、神秘的な見た目にコンテストで優勝したこともあるやぎでした。またドバイでのやぎの存在は、伝統的にも身近で、食用として流通していたり、儀式で欠かせないものだったり、富裕層はステイタスとして希少なやぎを飼っているようです。
最後までありがとうございました。

