2025年3月末より実業家で匿名サイト「2ちゃんねる」の開設者として知られる西村博之(ひろゆき)さんが日本銀行より提訴されたニュースが波紋を広げていますね。
結論から言うと、これはフェイクニュースであり、投資詐欺が目的だと言われています。

どうしてフェイクニュースが投資詐欺になるんでしょうか?
今回は西村博之(ひろゆき)さんの日本銀行のニュースが詐欺な5つの理由、またインスタでの怪我の詐欺広告についても解説いたします。
西村博之(ひろゆき)が日本銀行から提訴⁉
実業家で匿名サイト「2ちゃんねる」の開設者として知られる西村博之(ひろゆき)さんが日本銀行より提訴されたというニュースが波紋を広げています。
2025年3月末頃からFacebookの広告を経由して、「日本銀行が生放送中の発言を理由に西村博之氏を提訴」というタイトルの記事が流れているようです。


記事内容によると、次のような内容でした。
西村博之氏が「TOKY MX 番組HP」の生放送中に、自身の資産形成における極秘情報を漏らした
極秘情報は自動で暗号資産を取引するとされるプラットフォームを利用していた
日本銀行より即時放送中止を要求する電話があった
この放送での西村博之(ひろゆき)さんの発言を元に、日本銀行は西村博之氏を提訴して逮捕されたという記事もありました。



ええ!そんなことあるの?
ひろゆきが日本銀行から提訴は詐欺な理由5選
西村博之(ひろゆき)さんが日本銀行から提訴されて逮捕されたというのは、フェイクニュースであり投資詐欺だとわかっています。
記事は「読売新聞」や「gooニュース」といった大手メディアサイトから配信されていますが、
これはフェイクニュースでメディアサイト自体が偽物なのでクリックしないでください!
何故広告料金を払ってフェイクニュースを作るのかというと、
であると言われています。
フェイクニュースである理由や投資詐欺である理由は次の5つです。
①【偽サイト①】サイトデザインが違う
②【偽サイト②】URLが違う
③【偽サイト③】西村博之(ひろゆき)の口調と違う
④【投資詐欺①】詐欺被害者のポスト
⑤【投資詐欺②】類似詐欺のポスト
詳しく説明いたします。
①【偽サイト】サイトデザインが違う
フェイクニュースサイトとして使われている自称「gooニュース」は、引用元に「読売新聞オンライン」を使用しています。


このように、「読売新聞」のロゴがタイトル下にありますが、かなりのぼやけています。
ネットニュースが他社媒体を引用することはよくありますが、ロゴを使うなら解像度の高いものを使用するでしょう。
また実際の「gooニュース」サイトへ行ってみると、引用元は活字表記でリンクが貼ってある点も違います。
他にも最近は大手メディアサイトでも、タイトル前後にはGoogleのアドセンス広告が入るため、広告表示のないサイトは偽物と言えるでしょう。
もちろん「gooニュース」で記事検索しても、西村博之(ひろゆき)さんが日本銀行から提訴されたという記事は出てきません。



違いがいっぱいあるで、公式サイトを見るのは必須ですね!
②【偽サイト】URLが違う
フェイクニュースサイトとして表示されるURLを比べてみました。
gooニュース
〈本物〉news.goo.ne.jp
〈偽物〉bestadvisortop.com
読売新聞
〈本物〉yomiuri.co.jp
〈偽物〉jptopinsider.com
このように、かなり違うことがわかります。
中には「‐(ハイフン)」や「.(ピリオド)」を巧みに入れて、公式サイトと似せたURLであることもあるので、ご注意ください!



どこやねーん!て感じですね
③【偽サイト】ひろゆきの口調が違う
西村博之(ひろゆき)さんはYouTubeチャンネル「ひろゆき, hiroyuki」を開設していて、視聴者の様々な相談にのっています。


西村博之(ひろゆき)さんの口調は丁寧ながらフランクな様子です。
僕の~
~ないよね
~なんですよ
~じゃないですか
一方、記事の西村博之(ひろゆき)さんは
私の~
してあげましょう。
するのです。
と、一人称も違いますし、断定的な強い物言いをしていて、口語と文語とはいえ同一人物とは思えませんね。
④騙された人の投稿
フェイクニュースでは、記事の最後にプラットフォームの紹介がありました。


プラットフォームが閉鎖される前に活用されるといいですね
数日後にはプラットフォームの登録が有料になると言われている
このように、投資詐欺では時間的な焦りを誘発する文言を入れてくることがよくあります。
これを見て登録してしまったという被害報の投稿がこちらです。



名前、電話、メアドを入れて登録してしまいました
海外からの電話が頻繁にかかってきていますが、出ていません
このように、こちらの詐欺被害者はクレジットカードまで登録することはありませんでしたが、個人情報を登録してしまい被害にあっていると報告がありました。



海外からの詐欺なんですね
⑤同様の詐欺がある
SNSでは西村博之(ひろゆき)さんの名前を利用した詐欺のように、著名人を利用した同様の詐欺がポストされています。


こちらのポストでは、「武田鉄矢さんが日銀から提訴」や「武田鉄矢さんが仮想通貨でも儲かった」という内容でした。
西村博之(ひろゆき)さんのフェイクニュースと内容が一致していますね。
インスタでは西村博之(ひろゆき)の怪我の詐欺広告も!
西村博之(ひろゆき)さんの名を騙った投資詐欺広告は、FacebookだけではなくInstagramでも確認されています。




AI生成画像を使用していますが、先ほどの武田鉄矢さんとそっくりですね。
AI生成画像であるという証拠に、右目を不詳している画像もありました。


このように、AIを利用した巧妙な詐欺が出ておりますので、気を付けたいですね。
まとめ
西村博之(ひろゆき)が日本銀行から提訴のニュースが話題になっていたので調べてみました。
ニュースはフェイクニュースでメディアサイトは偽サイトであると判明しています。その目的は投資詐欺と見られ、実際に詐欺にあっている方もいたのでご注意ください。
最後までありがとうございました。